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Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition アザ |
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アザは皮膚の色素量と皮下血流が偏在することから生じます。医学的には母斑といいますが,生まれながらのものでも遺伝が原因でないようです。一般に色素病変といいますと,メラニンという黒い色素が一部に皮膚に限局して増加したものを指します。アザの種類を赤アザ,青アザ,黒アザ,茶アザの4つに分けますが,医学的にそれぞれの生成に違いがあります。
@赤アザは,血管腫といわれるものです。血管が限局的に増加あるいは増殖し,赤血球のために赤くみえる皮膚病変です。種々のものがありますが,自然に消退するものがあります。赤アザは3つに分類されます。@-1:単純性血管腫(ポートワイン・ステイン)@-2:苺状血管腫@-3:その他の血管腫
A青アザは,真皮内にメラニンが増加した班状あるいは,丘疹・結節状の青色母班と,真皮内メラノサイトの増殖が軽度で,褐色と青色の小さい斑点が集簇する褐色青色母班があります。
B黒アザは,母班細胞からなる色素病変です。3〜4歳ごろから発生し,次第に増数するいわゆる「ホクロ」で,盛り上がるものと,扁平なものがあります。普通にみられる通常型は「黒アザ」で,多くは出生時から存在し,表面に硬毛を持つものがあります。色素性母班には巨大型といわれるものが躯幹・四肢などの広範囲に分布し,出生時から存在するものもあります。
C茶アザは,表皮内にメラニンが増加したものです。このアザには,カフェオレ班,扁平母班およびベッカー母班の3種類があります。出生時あるいは生後まもなく生ずる直径0.2〜20cmの境界鮮明なコーヒー牛乳色の色素班をカフェオレ班,境界鮮明な淡褐色班内にそれよりも濃い褐色の班あるいは丘疹が点状に存在するものを扁平母班といいます。遅発性に生ずる大きな淡褐色から褐色の色素班をベッカー母班といいます。
@赤アザ,A青アザ,B黒アザ,C茶アザは表皮,真皮,皮下組織の皮膚の3層にメラニンのたまり状態と母班細胞の増殖状態および表皮と皮下組織の血管の拡張・増殖状態を目視検査あるいは光学検査で診断します。それぞれが皮膚の色素量と皮下血流の偏在の状態による特徴を持つたものですから容易に診断されます。
アザの治療にはレーザー治療が早くから試みられています。アザの色によって最も吸収されやすい波長のレーザーを選んで使用するところに特徴があります。 @赤アザは,自然に消退するものがありますので,不必要なレーザー治療は禁物です。ポートワイン・ステインは自然消退することはなく,むしろ壮年期になると顔面などでは色調が濃くなり,しばしば病変が隆起してきます。したがって,できるだけ早期にレーザー治療を受けるべきです。しかし,四肢,下肢のものは効きが悪いといわれます。苺状の場合は7歳ごろまでに自然退縮します。しかし,7歳以降も残るものは自然退縮を示さないものがあります。退縮後も軽度の皮膚萎縮や瘢痕を残すものはレーザー治療の対象になります。それでも,弛みや瘢痕,萎縮が残る場合は,外科的に切除あるいは植皮するようになります。老人性血管腫やくも状血管腫は大きさにもよりますが1〜2回の照射で,きれいに治ることが多いです。しかし,皮膚の深部にまで及ぶ赤アザはレーザー光が到達できないので効果はありません。
A青アザは,乳幼児の躯幹背面,とくに尾仙骨部を中心に出現する蒙古班は10歳前後までに大部分が消失します。しかし,約3%は持続性蒙古班といわれる直径2cm程度の円形の青アザが残存します。四肢末端,顔面頭部,躯幹腹側面などに生じるものは自然消退があまりみられません。その多くはレーザー治療が必要となります。
B黒アザは,レーザー治療が有効ですが,大きなものは多数の治療回数を要します。外科的に切除したほうが簡便なこともあります。
C茶アザは,レーザーが他の治療よりもよいのですが,著効例は少なく,半数以上が無効です。
アザの治療法は,レーザーの他にドライアイスを用いた凍結療法や皮膚移植,電気メスやグラインダーを用いる治療法もあります。アザの種類や範囲などを考慮して最も適切な治療法を選択します。