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Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition 腎不全 |
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腎臓が慢性腎炎などの病気のためにその本来の働きである血液の浄化作用などを不十分にしかできなくなった状態が腎不全です。
腎不全は,急激に腎機能が低下する急性腎不全と除々に腎機能が低下する慢性腎不全の2つに分けられます。 急性腎不全には,腎臓を中心に考えると3つの種類があります。@ 腎臓へ血液が送られてくるまでの体内に異常のある腎前性の不全。A 腎臓本体の異常のある腎性の不全。B 腎臓から送り出した先に異常のある腎後性の不全。
慢性腎不全は,慢性腎炎や糖尿病性腎症などが悪化と安定を繰り返すうちに生じる腎不全。腎臓が2つあるうちの1つでも十分な機能を保持するものが,その機能程度の低下が30%以下に低下すると,老廃物が体内に蓄積してきます。そして,さらに20%に低下すると,多尿や足の浮腫,疲労感,吐き気などのさまざまな自覚症状があらわれます。慢性腎不全と診断され,治療を受けるのは,通常,腎機能が50%以下に低下したときからです。
血液や細胞内外の体液は人間の生命活動の源泉であり,なくてはならない環境です。腎臓の最重要な働きは,身体の内部環境の体液状態をいつも一定に保つこと=環境の恒常性(ホメオスターシス)の保持。この恒常性の維持が細胞の生命活動を保証しています。腎臓が腎臓病その他の原因でその働きが不十分になると,体液の恒常性が維持されなくなって,最終的にはいわゆる尿毒症状態に陥って生命の危機をまねきます。
泌尿器疾患の症状に合い通じる症状ですが,尿の異常=血尿,タンパク尿と排尿の量的異常がありますが,急性腎不全は@外傷や手術などによる出血性ショック,A菌血症や敗血症などによるショック,B抗生物質や造影剤など腎毒性の薬剤,C脱水や体液の異常など,D尿管や膀胱などの尿路の閉塞が主因です。慢性腎不全は急性腎不全と違って年余にわたる長い経過で,次第に腎機能が低下して生じるもので,全く無症状のまま気づかないうちに腎不全が進行します。
現在,透析療法を受けている人たちの統計的原因は,@血液濾過の装置不具合の尿精製不良の慢性糸球体腎炎,A糖尿病による全身の毛細血管障害の一つとしての腎臓の糸球体に病変を生じた糖尿病性腎症,B高血圧による腎障害である腎硬化症,C両方の腎の健全な濾過装置を破壊する嚢胞の発生の嚢胞腎,D慢性腎盂腎炎,E膠原病などです。
慢性腎不全と診断されるのは,通常,腎機能が50%以下に低下したかどうかにあります。腎機能の低下・発病から回復の経過を整理しますと次の通りです。
はっきりしませんが,1.5リットル前後の排尿が次第に減少=乏尿の出現があります。原因の発生から2〜3日目から1週めに乏尿=400ml以下ないし無尿があります。この期間は1〜2週間,原因の発生から2週めごろに尿量は1リットル以上,多くの症例は2〜3リットルにおよびます。期間は1週間前後。この利尿期を経て,回復期の正常尿量となって全身的改善の確立し,腎機能が回復します。期間は3〜12カ月。
以上は治療の経過を回復期にかけての要約をしたものですが,不幸にして腎臓が荒廃するステップを整理しますと,次のように要約されます。
一期=腎予備力減少期:ネフロンが正常の2分の1に減少しているが,ほとんど自覚症状はありません。
二期=腎機能障害期:高度の高窒素血症,尿濃縮力低下による夜間多尿,軽度の貧血がみられます。
三期=腎機能代謝不前期:1期2期の段階から両側の腎臓は萎縮してくる,食欲不振,頭痛,貧血,足の痙攣などの自覚症状があります。
四期=尿毒症期:尿毒症状が出現し,全身諸臓器の障害が進み,血液透析法,腎移植などか不可欠となります。
診断はこのような経過別を把握するものとして行われます。
急性腎不全は慢性腎不全と違って,腎臓の障害そのものは一時的なものです。よってその原因を除くことにより回復させることができます。したがって早期に適切な治療をすることが重要です。慢性腎不全は治癒はできません。よって原因となる疾病を早期から適切な治療を継続して行うことが必要です。これにより腎不全への進展や腎不全の進行を防止できます。糖尿病や高血圧のコントロールをよくし,高脂血症や高尿酸血症などの適切な治療が腎臓病治療の基本となることを知ることが重要です。