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Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition 声帯ポリーブ |
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声をよく出す人の声帯によくできるポリーブです。声帯ポリーブは,声帯の片側や両側にできる浮腫性の腫瘤です。職業病といえるのは,保母さん,バスガイド,教師,歌手などに多くみられる呼吸器の病気です。これらを「揺人結節」といわれていましたが,最近では,カラオケの歌いすぎによる声帯ポリーブをつくる人も増えています。よってカラオケポリーブと名づけるお医者さんもおります。浪花節がたりの人のしやがれ声やガラガラ声になったり,高音発声ができなくなったり,声につやがなくなったりします。一般的に経験するのは,感冒のときや後でみられる声帯の炎症です。炎症は血管の拡張や粘膜などにできる浮腫などです。その上で声帯が全部,または一部に瘤やタコのようなものが生じた状態が声帯ポリーブ,ポリーブ様声帯,声帯結節という3つに分類されるものになります。
声帯は咽喉の中央にあります。左右の内壁から張り出した前後16〜20ミリの2枚のひだで,呼吸の際2枚の声帯がぴったり閉じられますが,呼吸するときは声帯の隙間から吐く息が流れ出ます。その際に生じる声帯の振動によって声が発せられます。高低のある声の変化は,2枚の声帯の伸び縮みが振動数を変化させているからです。しかし声帯にポリーブができますと,声門がぴったり閉じられないためにうまく声帯が振動しません。その結果,しゃがれた症状になります。痛みはないのですが,喉に異物感を感じたりします。ポリーブが大きくなりますと,呼吸困難になることがあります。
声の変質がおもな症状です。声帯ポリーブは細菌やウイルスに関与しない炎症性疾患の良性疾患です。職業性は比較的濃厚です。普段の話し声もかすれ=嗄声,高い声や低い声が出にくい=音域の狭小化とか,裏声が出ないなどの症状です。喉に異物感はあるのですが,痛みとか物が飲み込みにくいという症状はありません。
検査は,音声音響検査,筋電図,各種X線検査=CTなど,超音波などがあります。しかし,検査の主体は鏡を使う声帯のぞき見です。覗診としてかつては,間接咽喉鏡がよく使われていました。現在は咽頭ファイバースコープという内視鏡が駆使されています。声帯は小さいものですから拡大してみる必要があります。そのためビデオカメラをつけてテレビ画面でモニターするのが普通となっています。この検査の問題点は,声帯は超高速で動く臓器ですから肉眼ではとらえにくいものです。そこでストロボスコープが使われます。これは瞬間瞬間に発光する光源を使って声帯の運動をスローモーション観察します。これにより小さなポリーブを見逃すことなく露見させます。
できたてのポリーブなら発声禁止をしたり,吸入や消炎剤の投与で治ります。無治療で自然に治ることもあります。しかし,古いもので硬くなったものは手術的治療となります。現在では咽頭顕微鏡下手術が音声外科の一つになっています。世界的に安全な標準的手術です。
的確な治療の予後は悪性化することなく良好です。しかし以前と同一の発声環境下にありますと再発いたします。それを予防するのには,発声法の矯正,発声場所の環境改善,空気の清浄化,禁煙が再発予防に効果があります。中年以降の男性で喫煙者は咽喉ガンのハイリスクにありますから声がかすれたら咽喉ガンの鑑別が必要です。早期に専門医を受診し,疑わしきときは咽頭顕微鏡下精査手術をして貰うことです。