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Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition パーキンソン病 |
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高齢化社会における患者数増加が予測される病気にパーキンソン病があります。パーキンソン病は中脳の黒質が変性してドーバミンという神経伝達物質の生成が減少することによって起こる病気です。ドーバミンの生成が正常の20%以下になりますとパーキンソン病がはじまると知られています。情報が神経にうまく伝達されなくなりますと,一側性障害として体の片側だけの振戦,固縮を示すか,両側性の障害ですと,姿勢の変化がかなり明確になり,振戦,固縮,寡動〜無動とも両側にあって日常生活がやや不便となります。病気が進行しますと,日常生活,通勤に介助を要するようになり,終には,日常生活に全面的な介助を要し,歩行,起立不能となります。
フリーラジカルによって脳神経細胞が障害され,外因性や内因性毒素ができて細胞が壊死するといった仮説はありますが,本当の原因はわからないのが現状です。パーキンソン病には4つの症状があります。
@安静時のふるえ
A筋の固縮
B無動
C姿勢反射障害
バーキンソン病の場合,やがては強固な便秘,起立性低血圧など震え以外の痙攣症状も招きます。
神経伝達物質の生成減少から情報が神経にうまく伝達されないと,片方の手が何かを丸めるように震えたり,手首を屈伸させてもぎこちない動きになったり,間隙の多い歯車の噛み合いのようなカクンカクンの動作になったりすることが50歳以降,特に60代前半から発症します。一般の病気は,尿と血液の検査に異常がみられ,また,脳血管撮影やCT,MRIなどで病気をサーチできますが,この病気は症状の経過から診断するか,パーキンソン病に効く薬を微量投与して症状の改善有無を知る診断方法をとります。パーキンソン病に似た症状のある脳腫瘍,脳血管障害,硬膜下出血などを検査除外してこの病気を確認します。
専門医の受診が治療の正しい踏み出しになります。パーキンソン病と診断するのに,4大症状の2つ以上の症状があり,脳腫瘍などのほかの病気が原因でないこと,そして薬の副作用ではないことの確認も必要です。プリンペランという成分の含まれた胃薬はドーバミンが働く部分をブロックするので,この薬を服用しますと,パーキンソン病に似た症状を起します。また,高齢者が幻覚を訴えるときに使われるグラマリールという薬も薬剤性パーキンソン症候群を起すものです。パーキンソン病の治療の基本は,L.ドバの服用とこの薬の副作用をコントロールする多剤服用のオーダーメード処方による症状のコントロールにあります。治療が奏効しますと,一生寝たきりにならず,天寿の全うすることができます。しかし,こうした治療の恩恵を受けるためには,確実な診断と適切な治療が必要です。パーキンソン病は個人差が大きく,症状管理のお医者さんの技量の問われる病気といえます。
ドーバミン不足を補給するめざましい治療効果のあるL.ドバは,人によって吐き気,低血圧,不整脈といった副作用が強くあらわれます。L.ドバのほかに日本で開発されたL.ドプスという薬も効果があります。このような薬物で効果が得られない場合は,微小電極を用いた脳の低位視床手術が治療成功することがあります。脳深部の視床に針を差し込みながら運動障害を起している神経細胞をコンピュータで見つけだし,針の先端につけた微小電極で運動障害を起している神経細胞を電気で凝固させます。この手術に成功しますと,手足の震えやこわばりは完全に消失します。現在,この手術に成功するパーキンソン病は10%程度に可能と知られています。