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Microsoft® Visual Basic® Scripting Edition 肺ガン |
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何故か日本の肺ガン患者の増加率は世界一にあります。男性は胃ガンを抜いてガン死亡率のトップにあります。これは,日本人男性の喫煙習慣が日本の公衆衛生の生ぬるい法律によって続けられているからです。更に,心配するのは,女性の喫煙者の増加ぶりです。やがて日本女性の肺ガン死亡率がトップになる可能性もあります。テレビの劇中で,男女出演者ともに演技力の不足を喫煙のしぐさで補うものが青少年達の喫煙習慣となる誘導をしているようです。肺ガン予備軍の数はさらに増加のおそれあります。煙草と肺ガンの因果は「喫煙指数」というもので警告されています。これは,1日の喫煙本数x喫煙年数=400以上が肺ガン罹患の線引きとなっていますが,肺ガンは40歳以上の男性,家族に肺ガンの人がいたか?,さまざまな誘引があるともいわれています。
肺ガンは,中心型肺ガンと抹消型肺ガンの2つの種類があります。肺の入り口に近い気管支=肺門部にできるガンを中心型肺ガン,肺の奥の方の肺野にできるガンを抹消型肺ガンの2つの種類となります。喫煙と深い関係にありますのが,頭痛,発熱,鼻水の前兆のある風邪と違って,そのような前兆のないのに咳や痰が1,2ケ月も続くよううな状態で発見されるのが中心型肺ガンです。これは,喀痰検査で早期発見されます。一方,喫煙とは関係なしで,初期段階では無症状のため発見が遅くなるのが抹消型肺ガンです。しかし,定期的にX線検査をしていれば,割合と早く発見できます。
肺ガンは無症状の場合は少なくありませんが,肺ガンでないか?と疑われる症状に次のようなものがあります。
@ 咳
肺門部のガンに多くあらわれます。しつこく続くものです。特に,喫煙時に激しく咳き込む特徴があります。
A 血痰
血痰が出るようでしたら肺ガンの疑い濃厚です。
B 痰
肺炎や気管支炎を併発しますと,ねばっこい膿状の痰があらわれます。
C 胸痛・背部痛
ガン性胸膜炎,肋膜炎,骨転移などが起きていますと,胸や背中に痛みがあらわれます。
D 呼吸困難
さまざまな原因で息切れや息苦しさを招きます。
肺ガンは細胞の形態から次の4つに分類されます。
@ 腺ガン
日本人,特に女性に多いタイプのガンです。このガンは胃腺,甲状腺,乳腺など分泌物を出す組織に似ている細胞配列されています。肺ガンのうち半数以上が腺ガンです。抹消型肺ガンや女性に多くみられます。特に,転移しやすいガンです。
A 扁平上皮ガン
男性に多いガンです。症状は早い時期からあらわれます。このガンは皮膚組織に似た細胞配列がなされています。腺ガンに続いて多発しています。肺ガンの30%を占め,中心型肺に多くみられます。
B 小細胞ガン
喫煙者に多く,症状のあらわれるのは遅いものです。このガンは肺ガンの10%を占める小さな細胞ガンですが,非常に進行が速く,悪性な肺ガンです。
C 大細胞ガン
増殖・転移は早く,このガンは細胞のひとつひとつが大きく,治療の難しい肺ガンです。
病期の分類
小細胞ガン・・・・・転移の程度で限局型と進展型に分類されています。
非小細胞ガン・・・
T期 =ガンの転移がどこにも認められないもの。
U期 =肺門部のリンパ節転移はありますが,ガンは肺内にとどまっている状態。
VA期=ガンが胸腔内にとどまっている。
VB期=心臓や大きな血管,気管などへ浸潤しているか,転移が反対側の縦隔リンパ節などにも転移している。
W期 =さらに転移がひろがっている状態。
肺は,左に二葉,右に三葉の肺葉の構造のものです。肺ガン治療は,肺葉単位の手術が基本となっています。よって,ガンの発生がありますと,肺葉丸ごと切除し,気管支を閉塞します。これは肺ガンが肺の中のいろいろなところに多発しやすいために肺葉ごととり,併せて周辺のリンパ節も根こそぎとるようにしています。これは再発を防止するためです。中心型肺ガンの場合は,発生部位によっては,肺葉ごと切り取れません。そんな場合は片肺ごと取る手術を行います。しかし,最近の手術は,切除した気管支を再び接続する気管支形成術や気管分岐部形成術に発展しました。肺葉より狭い範囲で切り取る区域切除や,ガン発生の部分限定の摘出も行われるようになりました。さらに新しくは,肺葉にメスを入れない遺伝子治療へと進みつつあります。
最近,最も注目されているレーザー治療は,レーザー内視鏡による光化学療法です。内視鏡の先端からガン組織へレーザーを照射し,ガン組織に集まりやすい物質と化学反応を生じさせて,患部を破壊してしまう方法です。ガン組織に集まりやすい物質にヘマトポルフィリン誘導体(HPD)などというものがあります。詳しくは,腫瘍親和性光感受性物質といわれるものです。ガン組織にこの物質を注入して,2〜3日後,ガン組織にその物質が集まったところを見定めて,内視鏡先端に装着されたレーザー発射装置からレーザー光線(アルゴン・ダイ・レーザー)を照射します。すると,照射時間約10分から40分程度で,化学反応が起こり,活性酸素が発生します。すると,ガン細胞は酸化して壊死してしまいます。入院は2週間程度ですが肺ガン治療として注目されているものです。この光化学療法の副作用としては,治療後2〜3週間は日焼けしやすいものとなります。体内に注入された腫瘍親和性光感受性物質が体外へ完全に排出されるまでは,太陽光線や蛍光灯に反応して強い日焼けを起こします。
もうひとつのレーザー内視鏡治療に,高い出力のレーザーによる腫瘍焼灼法があります。これはガンを強いレーザー光線で焼ききってしまうものです。この方法は,強いレーザー光線がガンだけでなく周囲の正常組織も傷つける欠点がありますが,進行ガンの場合は,考えようによってはその症状を改善するものとしてしばしば採用されている療法です。たとえば,気管支がガンによって閉塞された状態による呼吸困難になった場合などに適用されています。